Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E + Bluetooth® v5.2対応 無線LANコンボモジュール SX-PCEAXシリーズ


製品名 | Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E + Bluetooth® v5.2対応 無線LANコンボモジュール |
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型式 | SX-PCEAXシリーズ |
メーカー | サイレックス・テクノロジー株式会社 |
メーカーロゴ | ![]() |
メーカーサイト | メーカー製品サイトはこちら |
資料 |
概要
無線LANの最新規格であるIEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)や新周波数である6GHz帯 (Wi-Fi 6E※1)をデバイスに搭載したい方へ、クアルコム無線のエキスパートであるサイレックスが技術を集結してお届けします。
子機(ステーション)モードと親機(アクセスポイント)モードに対応し、OFDMAやTWTなどWi-Fi 6ならではの機能を豊富に搭載。高速通信だけでなく、Wi-Fi 6の様々な特長を使いこなしてシステムの通信効率・安定性を高めることができる、次世代無線LANシステムの開発に最適な無線LANモジュールです。
※1:欧州、イギリスで6GHz帯を使用する場合は、本製品を搭載するお客様の製品で欧州とイギリスの第三者認証機関(Notified Body:NB)の認証を取得いただく必要がございます。
特長
・サイレックス独自機能を追加し、より安定
・より高速に ・同時通信を実現するOFDMA
・スループットを向上するMU-MIMO
・電力消費を抑制するTWT
・無線LANはWi-Fi 6 / Wi-Fi 6Eの時代へ
主な仕様
型番 | SX-PCEAX-M2 | SX-PCEAX-HMC | SX-PCEAX-SMT |
チップセット | クアルコム社製QCA2066 | ||
ホストインタフェース | 無線LAN:PCI Express | ||
Bluetooth®:USB 1.1 | |||
無線LAN仕様 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2x2) | ||
Bluetooth®仕様 | Bluetooth® v5.2※2 | ||
アンテナ端子 | MHF4コネクタ:2個 | ||
動作環境条件 | 温度条件:-20℃~65℃ | ||
湿度条件:5~85%RH(結露無きこと) | |||
外形寸法 | 22.0×30.0×2.70mm | 29.85×26.65×2.90mm | 14.0×18.0×1.90mm |
無線認証 | 日本、アメリカ、カナダ、欧州(英国) |
※2 無線認証取得およびBluetooth®対応予定です。
その他
サイレックスの独自機能とは?
サイレックスは、Wi-Fi 6の安定・高速をさらにサポートするためクアルコムのDBS(Dual Band Simultaneous)技術を応用したサイレックス独自機能の開発に取り組んでいます。
DBSとは、1つのチップセットで異なる2つの周波数帯を同時に使用することを可能にする技術です。
国内で唯一認められたクアルコム認定デザインセンターのWi-Fi技術パートナーとして、サイレックスは無線LAN搭載機器開発を計画するお客様にWi-Fi/Bluetooth®接続ソリューションを提供します。

・独自機能1:通信の冗長化
同じデータを異なる2つの周波数帯で送信することで、ノイズに強く通信断が発生しにくい機器を開発できます。
より確実に無線でデータを届けたい用途や環境で有効です。
・独自機能2:通信の超高速化
異なる2つの周波数帯で1つのデータを一気に送信します。
Wi-Fi 6の通信速度をさらに高速化することで、超音波スキャナなどの大容量データでもストレスなく伝送します。
無線LANはWi-Fi 6 / Wi-Fi 6Eの時代へ
Wi-Fi 6は最大9.6Gbpsという高速な通信速度だけでなく、通信の安定性、データ通信効率においても大幅に改善され、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に替わるソリューションとして広がっていくことが期待されています。
更にWi-Fi 6Eは5,925~7,125MHzという従来のWi-Fiには開放されていなかった周波数帯域の利用が可能になり、選択可能なチャネル数が増加することにより、より快適な通信環境の構築が可能になります
① 同時通信を実現するOFDMA
OFDMA(直交周波数分割多元接続)は、増加するデータ通信量に対応し安定通信を実現する技術です。

② スループットを向上するMU-MIMO
複数のアンテナから同時にデータを送受信し、無線通信のデータ容量を増加する技術です。
③ 電力消費を抑制するTWT
ターゲットウェイクタイム(TWT)は、アクセスポイントと機器間で通信を行うスケジュールを設定・共有し、スケジュールされた期間のみ稼働を可能にすることで省電力化につなげます。

④チャネル数の増加
新たな周波数である6GHz帯の追加により、使用できるチャネルが大幅に拡大。
電波干渉なく同時に使用できるチャネルを多く確保することができるため、混雑も少なく安定した通信が可能になります。

Wi-Fi 6/6Eで広がる無線LANユースケース
今までの用途はもとより、最新規格 Wi-Fi 6の通信効率と安定性、省電力性をもって電波環境のシビアな工場や倉庫、医療現場などでも無線LAN搭載機器の活用機会が広がります。
