トップメッセージ

持続可能な社会の実現を目指し、グローバル市場に新たな価値を創造する
第10次中期経営計画(10M)が2021年に始動し、最終年度である2023年を迎えました。新型コロナウイルス感染症等の影響はありましたが、エレクトロニクス業界における5G、IoT、AI等のICT関連市場を中心とした旺盛な需要に支えられ、当社グループは2021年、2022年と2年連続で過去最高の売上、利益を更新することができました。
10Mでは、「技術立社として、グローバル市場で躍進する!」というスローガンのもと、更なる成長戦略を推し進めております。
世界経済は不透明な状況が続いておりますが、中長期的には、新技術の広がりとともにエレクトロニクス関連市場はかつてない規模の成長が見込まれます。当社グループの持続的な成長に向けて、引き続きオリジナル製品比率の向上、海外事業比率の向上、新規事業の創出を積極的に取組んでまいります。
また、当社グループは、10Mにおいて、社会・環境課題解決、すなわちサステナビリティに向けた取組みにも注力しております。持続可能な社会の実現に向けてマテリアリティ(重要課題)を特定し、サステナビリティ体系の見直しを行うとともに、サステナビリティ委員会の設置等、機構・構造的な整備を着実に推し進めました。サステナビリティ委員会の傘下には、マテリアリティに基づく5つの分科会グループを設け、具体的な活動内容やKPIについて検討を重ねているところです。
併せて今後は人的資本経営の強化を目指して、ダイバーシティの更なる推進や教育・研修制度の体系化などを進めてまいります。
自動化・省エネ化をはじめ、エレクトロニクス技術は、社会・環境課題を解決に導くキーテクノロジーとして注目されております。当社グループは、10M最終年度として引き続き目標達成に向けた取組みに尽力するとともに、エレクトロニクス技術が2050年カーボンニュートラルに向けたキーテクノロジーであるとの確信のもと、事業活動を通じて広く持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
株主の皆様には、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。