概要

IP00C814は、2系統の画像入力に対し拡大/縮小、IP変換及び画像歪補正(Warping)を行うLSIです。
CPU、JPEGコーデック、HDMI Rx、高速ADC、Video Dec、LVDS/V-by-One HS Txを内蔵し、2K出力の場合は2系統の4K入力、
4K出力の場合は1系統の4K入力に対してリアルタイムな処理を実現するとともに、高速のJPEG処理にも対応致します。
また、複数のプロジェクタで構成するマルチスクリーン表示等において境界部分の輝度を調整するエッジブレンディングを行うことも可能です。

主な仕様

■画像入力（2系統）

　RGB 30bit / YUV4:4:4 30bit/ YUV4:2:2 20bit/ YUV4:2:2 10bit/YUV4:2:0 30bit
　HDMI x2 / LV-CMOS x2 / アナログRGB / CVBS

■画像出力（2系統）

　RGB 30bit / YUV4:4:4 30bit / YUV4:2:2 20bit / YUV4:2:2 10bit / YUV4:2:0 / 30bit
　LVDS(2相出力) x2 / V-by-OneRHS

■外付けDDR3-SDRAM

　Scaler画像メモリ：32bit PC1600(4G/2G/1Gx16) x2
　ARM主記憶：16bit PC1600(4G/2G/1Gx16) x1

■HDMI Rx内蔵
　
　HDMI2.0b及びHDCP2.3適合(DVI1.0対応)
　HDCP Key内蔵
　オーディオインターフェイス　L-PCM及びCompressed Audio Data対応

■高速AD変換器内蔵

　最高動作周波数　165MHz

■ビデオデコーダ内蔵

　NTSC-M,JPN,4.43/ PAL-B,D,G,H,I,N,M,CombinationN, 60/ SECAM対応

■CPU内蔵

　ARM CortexR-A9(660MHz)

■動き適応補間IP変換

■画像歪補正

　RGB独立画像歪補正
　補正座標テーブル参照方式
　補正座標テーブルジェネレータ内蔵(台形補正、ピンクッション補正)
　外部シリアルフラッシュまたは外部CPUからロード
　水平線/垂直線が45度傾く量まで補正可能

■ビットマップOSD

■パッケージ

　840ピンプラスチックBGA、ボールピッチ0.8mm、31mm×31mm

■電源

　3.3V / 2.5V / 1.5V / 1.2V / 1.1V　5電源